『敗北と死に至る道が生活』その3105
NHKのダイオウイカの番組はダイオウイカのドキュメンタリーではなく、ダイオウイカを撮影する人たちのドキュメンタリーだった。初動画撮影に成功だから当然か。深海は暗闇だから目の前のものしか観察できない。ダイオウイカの生態なんか分からない。むしろ遠い宇宙のことの方が分かる。しかし、イカのエサがイカだなんて。保存はHDやUSBメモリ、電話は携帯かスマホ、自宅でも無線の時代に、保存のアイコンがフロッピーディスク。電話のアイコンが黒電話の受話器。若い人は何のことか分からないんじゃないか?という記事を見た。あのiPhoneでさえ電話のアイコンが有線の受話器になっている。言われるまで疑問にも思わなかった。思考が凝り固まっている。思考のマッサージ屋さんってないもんだろうか。普段手にしないものを手にするといいらしい。以前、図書館で「あ」の作家から順番に借りてみたが、「い」に行き着く前に挫折したことがある。99歳で大学に通うおじいちゃんを見て反省した。99歳で大学に通うおじいちゃんの背中を見る他の生徒にもいい影響があるはずだ。「どうせ死んでしまう」が口癖になってかれこれ10年。今までの人生は幼少期があったが、折り返して残りは大人の人生だ。