『敗北と死に至る道が生活』その3113
月に一回程度実家に帰って両親の様子をみている。母はしっかりしているし、父も療養中ながらも大丈夫そうだ。と、思っていたらある番組で、「子供が来たときは気丈に振舞っているので、本当の様子は分からない」と聞いてはっとした。確かにそうだろう。姉も月に一回程度帰っているので月に4日間だけは気丈に振舞っている可能性はある。ご近所さんでもそうだろう。「あんなに元気そうだったのに」と言うが、他人と会話している最中だけは元気に振舞うのだ。科学者が言うには対象物が「観察されている」と意識するので純粋な観察は出来ないらしい。土星に輪があるのだって、地球人が期待しているから見られているときだけ頑張っていて、本来は輪なんて存在しないのかもしれないのだし、あなたの自宅だってあなたが帰るから存在するのであって、出かけているときには無くなっているのかもしれない。だから私に一千万円くれてみるがいい。