『敗北と死に至る道が生活』その3234
左耳を海に向けて2時間半か。想うことはいろいろあったんだろうな。JAPANの記事を読んだ。「悲しみの果ても全然思い通りに出来ない」。これって逆にすごいなと思った。映画でもかなり厳しいシーンがあったが、エレファントカシマシはそれを許さないんだろう。私もこの4月から3ケ月間仕事が空いた。何をしていたかと言えば、東北の沿岸部を車で旅した。仙台のスーパー銭湯の駐車場で車に積んだ布団で寝た。石巻で海を眺めた。丘の上から新しいお墓を見た。福島の原発に行ける所まで行った。富岡の駅を見た時の寂しい気持ちは忘れない。
意味もなく熱海へ行った。一日中温泉に入り、読書をしていた。一人だったけど散歩して楽しかった。なかなか贅沢な時間だったが、それ以上に無駄な時間を過ごした。無駄な時間を過ごせることは贅沢だった。この年齢でそんな時間が過ごせるとは幸せなのだろう。IT業界に復帰したが、もうそろそろこの業界ではない次の事を漠然と考えている。きっと漠然じゃダメなんだろう。四捨五入すれば50歳。正社員ではないのでそんなことを考え始めた。