『敗北と死に至る道が生活』その3624
棚田の農夫が「後継者がいないから、四、五年もすりゃ田んぼが光らなくなる」と言っていて格好いい表現をするなと思った。そんなことはどうでもいいが、靴の下にはアスファルトがある。だのになぜ靴下は靴の上にある。何故靴基準のネーミングなのか分からない。足に履くのだから足基準だろう。その点、足袋(たび)はよろしい。手袋と韻を踏んでるかと思いきや漢字では韻を踏んでいるが発音では韻を踏んでない。足袋なのだからいつ踏んでもおかしくない。もしくは手袋を「てび」にしたらいい。したらいいさ。
実際には靴の下にアスファルトがある。アスファルトの下にはきっと土がある。土の下にはきっと7年前だか10年前だか知らないがセミの幼虫がいて、出てきたくても出て来られない。いくら高田延彦が言っても出て来られない。実際には7年前も10年前もアスファルトだからセミの幼虫なんかいない。