『敗北と死に至る道が生活』その4287
私は仕事の仕方が間違っているので早い。給与班の要求で、基幹システムからExport/Importしたエクセルの3シートをSQLで結合して様式に合わせた別シート出力をするのだが、介護掛金がどうのこうの。掛金免除がどうのこうの。40歳以上がどうのこうの。業務を理解すべくは給与班であって、システム屋ではない。指定された計算式を動的に埋め込むのがシステム屋だ。VLOOKUPなど知らない。
ただし面接でVLOOKUPは知らないというと落とされる。知っているがSQL使えりゃあんなもの不要だ。面接官がSQLを知らない。話は一生かみ合わない。
「業務を理解しようとしない」。
仕事の仕方が間違っているのだろうか?「業務を理解しようとしない」ことにより、脳みそのエンジンを他のことに使える。給与業務を熟知するのは給与班の仕事。米を作るのは農家の仕事。シェフは米を入手すればよく、米がどのように作られるのかは知らなくて良い。だからアナウンサーが噛むと何やってんだ?と思う。自分は噛む。だからアナウンサーにはならなかった。それぞれの係りが自分の得意分野に特化して作業連携して社会は成立している。知らなくていいことは知らなくていいのに知ろうとするから仕事が停滞する。
この方法論が正しいかどうかはどうでもいい。結果が正しければ。