『敗北と死に至る道が生活』その4359
五反田にある複合施設でユニクロに入った瞬間4歳くらいの男の子が「お母さんがいないの」と私に泣きついてきた。これだけ人がいるのに私をチョイスしたかと。藁をもすがる思いで訴えているので「お母さんいないの?じゃあお姉さんにさがしてもらおうね」と歩いて近くの受付のお姉さんに引き継いだ。その後アナウンスも入らなかったので、すぐに出会えたんだろうと思う。この話を妻にしたら「あなたが疑われなくてよかったじゃない」と。確かに泣きじゃくる幼児を連れて歩いている強面のおじさんの図は事情を知らない人から見れば誘拐事件である。連れて歩いているときにお母さんが出てきたら「うちの子に何をするの」と言われ冤罪だ。幼児が「違う。僕が助けを求めたんだ」とも言う気がしない。「おじさんに引っ張られたの?」「うん」。。。こわいこわい。