『敗北と死に至る道が生活』その4370
Aさんに既存ツールを参考に新規開発させたら、変な仕様だったので、問い詰めたら「元がこうなってました」とほざいた。元がどうであろうと、使いにくかったら直せばいいのに。ライターを作れと言ったのに、「元がこうなってました」と木の板に高速回転する木の棒を接触させて着火する仕組みを作ったようなものだ。いやいやいや「出来ない」人にそんなことをさせた私が悪かったのだと思いたい。ガスの知識が無い人にライターの発想がない。
仕様をこちらから提示すべきなのだ。どこまで???IT技術者なら暗黙の領域があるはず。ナス農家やマグロ漁師のおじさんに頼んだんじゃないんだから。
この辺りの線引きが設計と開発の難しいところ。私はガチガチの設計書は作りにくいと思うタイプ。ガチガチの設計書の方が作りやすい開発者もいる。ガチガチの設計書は責任が設計者だから開発者は責任逃れが出来る。
マグロ漁師にライターを作ってと頼んだらきっとこちらが思いもしないモノを作るかもしれない。だからこれでいいのだ。Aさんは出来なくていいのだ。そういうことにしておこう。