『敗北と死に至る道が生活』その4628
中学生の頃、誰しもが星新一にハマる。そうでもない?
星新一の「声の網」を読み終えた。初版が1970年というから50年前の作品。恐らく誰も予想していない未来を描いた。何故ならインターネットもない時代にアレクサのことを書いている。アレクサじゃなくてもヘイシリでもオッケーグーグルでもいいんだけど。2009年の文庫版の解説、恩田陸もPOSや映画の世界にしか例えられていないのは仕方がない。
我が家だってアレクサ導入はつい先日のことだ。
「アレクサ、エレカシをかけて」といつなんどき言われるかビクビクしながら、アレクサは常に聞き耳を立てている。我が家のプライベートな会話も聞いてないフリをして聞いている。それはアマゾンのサーバーに集められ、いつか我が家を襲うかもしれない。Echo show 5 はカメラにフタが出来る。マイクもオフにすればいい。それは単なる時計だ。