『敗北と死に至る道が生活』その4866
カーテンを買った。長さを測って買おうとしたのだが、カーテンの長さは本体の長さではなく、吊るす位置から床上までだと知ったが、やたら176cmが多いので、それが標準であり、日本家屋のデフォルトなのだと思い、それを買ったが少し短い。こうなることは分かっていたのに。で縫ってある糸をほどいて、適切な高さに変えた。ミシンは私の役目である。いつの間にかアイロンとミシンは私の役目だ。妻に振ると、分からない分からない。と、ののかちゃんばりに両手をパーにして振る。ミシンをかけながら、最も有効な糸の使い道は何だろうと考えた。カーテンや洋服を縫い合わせるのだって、人類が発明した有効な技術だ。だが、もっと有効な使い道は釣り糸か?一匹の蜂を見つけたら、そいつに糸をつけて放ち、着けていくと蜂の巣が見つかる。蜂の子やハチミツが手に入るという寸法らしい。これはかなり高度な糸の使い方ではあるが、やはり中島みゆきには敵うまい。