『敗北と死に至る道が生活』その5243
人は時として不思議な行動をとる。例えばそれはロンドンに旅行したときに見られた。妻は高所恐怖症であるが、ビッグベン近くの観覧車にせっかく来たのだから乗りたいというのだ。観覧車と言えば「4人乗れるとこ2人で乗る」的なイメージでいたが、ロンドンのそれはゴンドラのように大勢で乗れ、真ん中に支柱がある。妻は思ったより高く、思ったより大きいので支柱につかまりっぱなしでロクに景色も見られない様子だ。「つかまったって落ちるときは支柱ごと落ちるので意味がない」と言ったら「そういうことじゃない」と言うがどういうことだろう。
そして帰りの飛行機で、気圧の高低差のせいか飛行機がスンと落ちるような感じになったときも普段はそんなに頼りにされている感じもないのだが私の腕を固くつかんでくる。
「落ちるときは俺ごと落ちるので意味がない」と言ったら「そういうことじゃない」と言うがどういうことだろう。
最近はスーパーマリオワンダーというSwitchのソフトをやっていて、これがまた良く出来ている。
初代からやっているユーザーでも迷わない2Dのスクロール。
現在妻はクリアして、スペシャルステージという鬼畜な設計の面をやっている。
人は時として不思議な行動をとる。連続壁ジャンプのところではコントローラーをそんなに横にしなくてもいいくらい横にし、空中ステージでジャンプするとき肩より高くコントローラーを持っていく。画面見てるよりやってる人を見てる方が面白いくらいだ。
そしてマリオが死ぬたびに「暑くなってきた」と、まるでこたつ靴下は履き捨て、フリースは脱ぎ捨て、トレーナーは脱ぐで、甲羅を取られたノコノコどころか、まるで野球拳の様相だ。