『敗北と死に至る道が生活』その5271
電車の中でスマホのスイカゲームをやっている。スイカゲームとは、イカゲームの第二弾で、フルーツをぶつけ合ってスイカを作り、一番小さなスイカを作った人が射殺されるゲームであるが、むしろスイカを作らない方が良いという事に気がついた人が多く、一作目より危険性が落ちているので、あまり人気がない。私はリンゴの数が多い方が勝ちという謎のルールに変えているので、横目で見た人は「こいつ下手くそだな」と思うだろうと思うだろう。いかに梨にしないかは、サクランボとイチゴの配置が重要だ。普通のルールだと邪魔なアレが、私の路上のルールだと、ストッパーとして重要なアイテムと化す。むしろブドウが中途半端な大きさなので、放置するのかリンゴまで育てるのかがここ最近の悩みだ。これにも飽きたら、いかに左右対称にするかというローカルルールも用意してある。
お前、さてはスイカが作れないのだな?と思いのあなた。あなたとはウォシュレットの水圧が合いそうだ。