『敗北と死に至る道が生活』その5594
星新一「空への門」宇宙飛行士になろうと決めた少年が重力に耐える身体を鍛え上げ、宇宙飛行士の選抜試験に備え物理学やら何やら物凄く学び、やがて大人になった頃、宇宙には特別な知識や体力もなく誰でも行けます!という時代になってしまったというショートショート。
あなたの子供がプログラマーになろうとしていたら全力で止めた方がいい。
以下は とある大人のつぶやき。
今の私の仕事を見てほしい。一日中エディタに向かってコードをガリガリ書く時間は激減した。今の主な役割は、「AIが吐き出したコードの検品係」だ。
AIが数分で生成した80点のコードを読み、バグがないか、セキュリティホールがないかを確認する。それはまるで、自分が書きたかった小説をAIに書かせ、その誤字脱字を直す校正者のような気分だ。そこに「創造する喜び」はない。
さらに残酷なのは、「プログラミング能力」の価値の暴落だ。
先日、現場でこんなことがあった。プログラミング未経験の業務担当者が、ChatGPTを使って簡単なツールを自作し、業務を自動化してしまったのだ。
以前なら、彼らは私のところへ来て「これを作ってほしい」と頼んできたはずだ。私はそれを魔法のように解決して見せ、感謝されたはずだ。しかし今、現場のドメイン知識(業務知識)を持つ彼らが、AIという「最強の手足」を手に入れてしまった。