管理日誌エッセイ
『敗北と死に至る道が生活』その8
若い頃はシマウマの地肌が白か黒か、模様が白か黒かどっちか、という疑問を誰もが持つが、30代ともなれば、そんなことはどうだっていいのだ。もっと言えば他人のことなんかどうだっていい。
にも関わらず人は何故自分の話ばかりするのだろう。恐らく他人のことより自分のことの方が詳しいからではないかと睨んでいる。
こうは見えても私も社会人のはしくれとして生きているので、たまには会社の飲み会に行く。100回に99回は断るようにしているのだが、のっぴきならない飲み会というのもある。客先との飲み会などは断れないのだ。『私が参加することにより場の雰囲気がかなり悪くなるのだがそれでもいいんだな』というなんだか逆ギレ状態で参加するのである。私は極端な無口なのだ。
冒頭で述べたように私はエレカシ以外のあらゆることに興味を失っている。
ひとたび他人が何かを話せば、『お前の事なんかどうだっていい』と頭の片隅で思いつつ、薄ら笑いを浮かべ聞いているフリをする。それが精一杯の社交性だ。
おかげで『お米研ぎ機』は米を研ぐには非常に楽だが、その機械自体を洗うのが非常に大変で、こんなものを洗うくらいだったら、はじめからお米を研いだ方がいい。という無駄な知識を私の脳の一部にインプットされてしまうのだった。deleteしてぇ。