『敗北と死に至る道が生活』その55
洗濯機が無かった頃の主婦は洗濯だけで1日かかってしまったことだろう。そんな日は汗だくだ。そうすると明日も洗濯だ。夏になると毎日洗濯している気がする。こうなると洗濯するために生きているのか生きるために洗濯をしているのか分らないこともない。洗濯するために生きている訳が無い。じゃあ生きるために洗濯をしているのかと問われればそうでもない。それ程取るに足らないような洗濯。
それでいてかなりの部分で生活に喰いこんでくる。おそらく10%くらいは喰いこんでくる。世界中の人が何らかの形で洗濯に関っている。それでいて洗濯はあまり評価されない。ユニクロあたりが『洗濯の要らない衣類』を開発してくれればいいのだ。汗をかけばかく程衣類が綺麗になっていく衣類。おそらくバイオテクノロジーを駆使すれば出来るのではないか。
もし出来たら私が一番初めに言いだしたんだということを忘れないで欲しい。