『敗北と死に至る道が生活』その686
人は水だけでどれくらい生きていけるのだろうか。車で谷底に転落した人がいたが一週間水だけで生きていた。土日でやってみた。たった1日で腹が減る。現代人のだらしなさだ。腹が減ったら水を飲む。水は無制限だ。土曜日の夕方は空腹だったが、それを通り越すとさほど気にならなくなる。しかし夜中腹が減って眠れない。そんなときは水を飲む。水ばかり飲んでいるからトイレが近い。きっとワンルームであることが原因なのだ。
空腹はどうでもいいが、栄養が足りないと病気になってしまうので、牛乳までなら許すことにした。現代人のだらしなさだ。あなたは空腹状態で牛乳を飲んだことがあるだろうか。牛乳のパワーを感じた。エネルギーが詰まっている。そんな気がした。ありがたい飲み物だ。牛に感謝しなければならない。牛は乳を吸われ、肉を食われても文句ひとつ言わない。だから病気になってアピールしてみせる。それがBSEだ。
私は牛乳を飲むと決まって下痢になる。空腹状態に牛乳はたちまち効いた。便には固形物が何も無いので薄茶白い液体が尻から出てくる。微妙ににごっている。間違ってもコップに入れてはいけない。コップに入れたらコーヒー牛乳ではないか。意識が朦朧としてきた。やはり何か栄養のある、そしてエネルギーになるものを食べないとだめだ。自宅でこんなざまでは災害時に耐えられるかどうか不安だ。
その後喰った卵かけご飯は、今まで生きてきた中で一番安っぽい食事。