『ビストロ喜楽亭生活』その1126
『やさしさ』がかなり綺麗にきまっていた。トミのハイハットを聞きながら、『正確にリズムを刻むなんて私には出来ないなぁ』と思って、人には人それぞれの役割があって社会が成り立っていることを改めてありがたく感じた。
その人にとって簡単なことも他人には出来ない。私がデータベースを設計して、ウェブで公開する仕組みは私にとっては簡単だが、あまり出来る人はいない。大トロを食えば、マグロを海から取ってくる人がいて、輸送する仕組みを作った人がいて、運ぶ人がいて売る人がいて、目の肥えた職人が購入して客に提供する。
だから私たちはおいしいものが食べられる。そんなに頑張らなくても自分の出来る範囲をしっかりやるということが社会の役に立つと言うことだ。仕事中寝てんじゃない。