『敗北と死に至る道が生活』その1784
突然出前一丁が食べたくなることはないだろうか。私はない。ひみつのアッコちゃん。おそ松くん。天才バカボン。峰不二子の声に育てられるはじめちゃんが羨ましかったものだ。
春休みだか夏休みだか昼休みだか忘れたが、そういう時期の午前中にひまつぶし人生をもてあまし人生して赤塚先生のテレビマンガを見ていたもんだ。それ見て NHK教育見て高校野球見て銀座ナウ見て11PMかTonight見て一日が終わった。赤塚さんのマンガに昭和の児童は随分と楽しませてもらったものだ。
昔のアニメは使い回しが多く、ケンカでみんながてんやわんやのシーンなんか煙のような表現でぐるぐる同じ絵を回していた。それを見て姉と「これさっきと同じだ!」と言った瞬間、煙のような表現からチカ子が出てきて「さっきと同じと思ったでしょ」と言い放ち煙の中に戻っていったときは2人でひっくり返った。紙では出来ないギャグだから赤塚さんのアイデアではないかもしれない。
葬儀で「これでいいのだ」か。すごい言葉だ。何か矛盾を孕んでいようが全てひっくるめて「これでいいのだ」といい放つ。そういう人に私もなりたい。「こんなんじゃダメだ」といつも思っている私としては。