『敗北と死に至る道が生活』その1931
トゲが刺さっていると思って毛抜きで取ったら自分から生えている毛だったということはないだろうか。私はない。久しぶりに英国の底力を感じるニュースを見た。味覚を電気信号に変えていつでも再生出来る実験に成功したらしい。考えてみれば音も電気信号に変えられてレコード盤やカセットテープやCDに保存出来ている。味も舌が感じる電気信号が神経を伝わって感じるのだからそれと同じ電気信号を与えてやればいいのだろう。なんでこんな研究をしているのかと思えば料理自慢のフランスに対抗してのことらしい。いかにも英国だ。
どんなに不味いパンを食べてもこの装置を舐めると三ツ星レストランのステーキの味に変えられる。今のところ大きなマウス状なのでパンを飲み込んでから出ないと味が帰られないのが唯一の欠点。将来的にはボタン電池でタブレット化してキャンディーのようにまでするそうだが、それでは本物のキャンディーでいいのではないかと思うがどうだろう。
という夢を見た。ぐっすり眠ることすなわちグッド・スリープ。
眠りが浅いからこんなことになるんだろう。