『貧乏人にバラードをお届けしよう』その1980
本当に仲がいい人というのは話題が途切れることなく話せる人でなく、話題が途切れても苦にならない人だと思う。そんなことはどうだっていいが、夏にツーリング行って休憩するたびに頭から水をかぶれるので昔から坊主だ。男って便利だ。
金曜日バリカンやり終わって頭洗ったら、一箇所だけ若干長いことに気が付き、面倒くさいからT字カミソリで全部剃ってやった。見えない後頭部を剃るのも手馴れたものだ。スキンヘッド。祖母の葬儀の時お坊さんに褒められたくらいで、我ながら似合う。
男がヒゲを毎日そるように、毛というものは意外に早く伸びるもので、今朝は若干伸びてきていて、スーツを着てもさほど怖くない。
問題はそんなことではない。洋服ブラシの原理が働いたらしく、後頭部に布団だか枕の繊維が全部くっついていてそれに気がついたのが午後4時。頭を何気なく触ったらホコリが丸まってたくさんくっついていた。行方不明になってタンスの裏から出てきたザリガニのようだ。若い頃なら恥ずかしいのかもしれないが、おじさんが変でもどうだっていいのだ。今日も誰とも話さなかったし。世間話はノイズでしかない。
冬用の枕カバーを夏用にしよう&顔を洗うついでに頭まで拭こうと心に決めた。