『敗北と死に至る道が生活』その3626
子供は親からやれと言われたことは嫌がるくせに、ダメだと言われたことはやりたがる習性がある。単純だ。「勉強なんかするな」と言えば逆に勉強するのかと思いきや本当に勉強をしない。複雑だ。バカなんじゃないかと思う一方で賢いのかもしれない。思春期になると親に反抗する時期があるが、それは反抗期と言うのでいちいち説明などせずにいきなり反抗期と言えばいいところを私は字数を埋めるために敢えて反抗期を「思春期に親に反抗する時期」と言ってみたりするが、幸いなことにこの日記には編集長がいないのでざまぁみろだ。
何の話だっけ?反抗期か。反抗期というのは「敷かれたレールから外れたい」、「もっと自由になりたい」などという甘っちょろい考えからそういう態度をとるのだが、残念なことに「反抗期」というのも一種の敷かれたレールなのだ。ざまぁみやがれ。
家を与えられ、食事を与えられ、愛を与えてくれる親に対して反抗するなどという行為は反逆罪だと思うのだが、いかんせんクソガキの脳みそではそこまで頭が回らない。人類は未熟で完成することがない。完成した途端に崩壊が始まるのだから永久に完成などしないほうがいい。東照宮の逆さ柱や知恩院の瓦四枚のように。